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子どもの家具のフライヤーから その4

「CUBIT」は世界一有名な長さの単位?

ノアの方舟はご存知ですよね。
ノアは神様からの啓示を受け、世界の出直しのための方舟づくりを、
無理やりいいつけられます。
最初は困ったでしょうね。山で舟をつくるなんて。
でも、ノアは舟をつくり出します。その時、神様は舟のサイズを
○○キュビットという単位で指示していたのです。キュビットはずいぶん昔の長さの
単位で、しかもバイブルに載っているんです。

でも、記憶している人は少ないかな。

1キュビットは約46cm。腕尺ともよばれているようです。

私はモノづくりで大事なのは「スケール感」だと考えています。

日本の「尺度」ということばも、ものだけではなく、
例えば食べる量も、働く・休憩する時間もそれぞれに適した量があるし、
昔から、その適量はさまざまに言い伝えられてきています。

必要とされる機能を果たしえるサイズ。他の商品との
差をつける目的で、大げさなカタチにするのは、本来の
意図からは離れてしまう。「差別化」っていったりもしますけど、
私はそういうデザイン得意ではないですし、そうした意図のモノは
やはり、私にとっては見るにも使うにもアンバランスです。

スタイリングのだけのデザインにならぬように
自分への戒めという意味と、単位があってはじめて
大きさは伝達できるっていうあたりまえのこと、
そして、そんなベーシックな「尺度」を大事にしたモノづくり。


これからもそんな視点で
モノづくりをつづけていきたいと考えています。
by cubit-papa | 2005-01-28 12:16
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1967長崎生まれ。家具を中心としたデザイナーになるべく、マイペースな精進(?)の日々を送る。この猪口の量産化に向けて画策中。(最新形状です)天気がいいと仕事を中断しチャリンコに乗りたくなる症候群を発症。


by cubit-papa
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