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たどりつく場所は

もし、まっとうに家具デザイナーとして生きていけていたとしたら
今まで、自分が経験してきたことを、経験できなかったんだと思うと

残念な気がした。

そして、自分が得られたこの体験を
させてくれたこの環境に感謝みたいな気持ちが湧いた。

不思議だった。
(いつもは悪いところしか目に付かないから)

大学の頃、機械を使った加工の精度に驚いた。
(それまでずっと手作業だったから)
寸法通りのカットができるというそのことがショックだった。

ずっと「カラーボックス」がキライだったので
渡りに舟とばかりに
大学の工房で自分が使う家具を作った。

当初、大学ではインダストリアルデザイナーになる
勉強をするつもりだった。
(それはたぶん、自分の中のスーパーカーブームの名残)

自分のアパートで使う、本棚をつくり、机をつくり、棚をつくった。

イスもつくった。(いまでも、捨てられずにとってある)

バイトがデパートの催事場などの設置と解体だったので
端材をもらってきては、再加工していた。

大学では一応家具ゼミだったが、家具に関する知識を
授業から得ることはほとんどなかったように思う。

担当の教授が闘病中ということもあり、
まともな授業の記憶がない。
(あまりまじめな学生ではなかったし)

それでも、家具のデザイン事務所に入り
1年で辞め、この職場に来た。

大学からそうする意識はなかったのに「家具」で生きてきた。

(家具と直接関わることのとても少ない)ここを離れる日は来るのだろうか。

定年まであと20年、働き続けるのだろうか。

ここにいることでしか得られないこともある。
ここ以外のどこかでしか味わえないこともある。

今の自分がデザインしたものは
自分と家族が食べていくためのデザインではない。

目前の相手に気に入ってもらえなければ
「お金」が入ってこない訳ではない。
そういう緊張感はないと思う。

それがいまの自分のデザインであることに
不満も不安もない。

家具の仕事がしたいです。

家具という視点でみると
今の自分の環境は孤独です。
それは、自分が選んだこと(?)だから
しょうがないと、自分には言い聞かせてきたのだけれど。


年末からのインフルエンザと風邪は
まだ、居心地がよいらしく、
すっきりしない体調のまま。

例年に増して、目標も見定めぬまま
今年ははじまってしまった。
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by cubit-papa | 2008-01-18 12:52 | 覚え書き
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1967長崎生まれ。家具を中心としたデザイナーになるべく、マイペースな精進(?)の日々を送る。この猪口の量産化に向けて画策中。(最新形状です)天気がいいと仕事を中断しチャリンコに乗りたくなる症候群を発症。


by cubit-papa
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