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モノ・コト・ココロ

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パッケージデザイン

一つのコトバでくくろうとすると無理があるのだけれど
機構を包み込む目的でのフォルムのデザインはパッケージデザイン。

家電・車、ケータイの外観のデザイン。

もちろん中身に大きく影響を受ける。

家具はどうかと言うと、「殻」のデザイン。

人間という中身を受け止める。

機能を内包したデザインと
機能を受け止める殻のデザイン。

どちらもパッケージと言える。

さて、中身が大差ないのに
そのパッケージで、シンプルにもゴージャスにもできる。
嘘がつけるということ。

私は中身をきちんと反映した、デザインをしたい。
# by cubit-papa | 2006-03-19 08:24 | モノ・コト・ココロ

久しぶりの再会

大学時代の後輩の会社へ行ってきた。
(遠かった…)

メーカーや大学などの研究機関向けの測定機器や試験機を作っている(ようだ)。

こじんまりとしていたが、工房って感じでよい雰囲気。
こういうことでいいんだよなーという気持ちと
ホームシックのような感情が湧いた。
やはり現場はいい。

その会社の社長を交えてちょっとしたモノ作り談話。

社長はモノの「機能」へ気持ちが動くそうで、
私の場合は、モノの動きの軌跡がイメージしきれないというと
「紙でもなんでも、作ってみればいいんだよ」
んー、おっしゃるとおり。でも、苦手なんですよ、可動モノ。

ブログで自分のデザインした器を紹介してるとかいう話の中で
私は量産品が好きなんです。普通の人が普通に使うモノが
美しくあるのがいいんです。という話には同感してもらえた。

それから、おきまりの「ケガ自慢」。
書きませんけど、いろいろあるんです。モノ作る人には。
「あぁ、そりゃあ痛いっすよねー」っていうのが一番、
なんというか、同じ匂いってやつを感じてしまうのです。

コトバを尽くさずとも、わかり合えるのは心地よい。

大学で陶芸部に入らなかったのは、
そっちに行くと帰って来れないって気がしてて。
「手づくり」に自分としては逃げたくなくて。
下手は下手。味ではない。
自らの「手」でそれを極めるには自分は気が多すぎる。
その辺りを直感的にわかっていた。
もうひとつは、やはり、いろんなモノづくりの世界を
見聞きしたいし、それをつないでいくことで、なんかおもしろいこと
できるんじゃないかなーと思っているから。

そんなことを再認識できた。

そんなことをベースに持って、今もこうして現場に行くと
ワクワクする自分にも、再会できた。

歯車ありがとうございました。

また、行きまーす。
# by cubit-papa | 2006-03-17 22:07 | モノ・コト・ココロ

書斎のような…

今日から椅子塾展

自作のキャスター脚の「C・U」は、リピングのデスク前では使われていなくて
子供部屋+私の趣味(模型づくり)の部屋で、あまり座られることなく
ちょっぴり、埃をかぶっていた。

日曜日、部屋の一角をどうにかこうにか、片付けて
以前、食卓として使っていた板を壁に取り付けた。

ガレージに野ざらしだったので、板としてはもう、ばっちいのだけど
ともかく、取り付けて、椅子に腰掛けた。

いやー、正直すごくうれしかった。
にやにやした。

長崎の古物市で買った時計をおいて、
居場所なく、ばらまかれていた雑誌や本をちょっとのせて。

なんか、えらくなった気分がした。

子どもだなー。

ちゃんとつくったデスクは、もうすっかり、奥さん専用だっただけに
ほんとうにうれしかった。

なんか、自分のこれからのモノづくりの基地(ベースキャンプ)って感じ。

自分に自分へ思いがけなく、プレゼントをした気分です。

それと
# by cubit-papa | 2006-03-13 20:04 | 覚え書き

使命

個人的に好きなので、
マーケティングとかの本やその類のブログを読んでいる。
図書館でもよく借りる。


何冊も読んでいくうちに
その本の下敷きになった「意図」のようなものを感じるようになる。

繰り返して出てくる言葉は「使命」。
(ほかにもいろいろあるんですが、今引っかかる言葉なんです)

まあ、いろんな表現はあるけど
「あなたのやりたいこと、したいことはなんですか?」って問いへの
自分なりの答え、と私は解釈している。

で、ここ2・3日、悩んでいた。

言葉にするとこっぱずかしいのだけれど

「家具(モノ)を通じて(つくって)、美しい景色をつくる」だった。

「美しい」という言葉の意味がまた曖昧なのだが
まあ、それはそれとしてあせっていた気持ちはすこしやわらいだように思う。

家具によってつくりたいのは「人とモノの共存している景色」。
そしてそれは身体にストレスがなく、そのシーンに溶け込み、
決して主張しない。懐広く人とものを受け入れる。
空間に「スケール感」を与える。そしてまた、人がその家具と
向き合ったのであれば、素材やフォルムが「美」を
やさしく語りかけてくれる。それとともにすごす時間、
ココロを満たす。そんなイメージ。

こういう「旗」というのは、生きている意味を見失いがちな私には必要だ。

欲しいモノなんか、手に入れてしまえばそれまでで
お金もたぶん自分の中ではおんなじカテゴリーで
それほど自分自身の歩みを後押ししてくれるものではなくて。

景色としてすごく憧れているのは、
ポールケアホルムの自邸。

こんな「景色」が欲しい。
それを自分でつくってみたい。

それを自分がやるということは自分にとって意味がある。
たとえ、自己満足でも。


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# by cubit-papa | 2006-03-08 13:16 | モノ・コト・ココロ

「室内」休刊

マジですかぁ〜(T^T)

「太陽」に引き続き、また好きな雑誌がなくなっちゃいました。

取材を受けたこともあり、結構「縁」があったし
内容もディープだっただけに、残念です。

夏彦翁が亡くなったことが、やはり
売上げにひびいてしまったのでしょうか。

うーん、早く復活して欲しいです。
無理かなぁ。
# by cubit-papa | 2006-03-03 21:28 | 覚え書き
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1967長崎生まれ。家具を中心としたデザイナーになるべく、マイペースな精進(?)の日々を送る。この猪口の量産化に向けて画策中。(最新形状です)天気がいいと仕事を中断しチャリンコに乗りたくなる症候群を発症。


by cubit-papa
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