土曜は秋葉原、青山、六本木といわゆる都会へ行った。
秋葉原はスピーカーの視聴。ダイナミックオーディオとコイズミ無線へ。
最近のスピーカーの箱は四角四面ではない。
側面の板が曲面のものが、けっこうあった。
そう言うスピーカーを合板でつくれない?っていう引き合いが
あったから見に行った訳なのだが。
「音」はタカチホさんのでっかーいJBLの音と無意識に
比較してるみたいで、「すげーっ」ていうのはなかった。
スピーカーの箱の製作も依頼のあった内容での製作と
素材、形状をいじったモノを作るつもり。
おもしろいのできたら紹介します。
外観を多少いじっても驚くほど音が良くなるとは
思えないので「いい音がでそうな」形状を模索してみるつもり。
青山は、会社の営業の若いのの弟くんと一緒に
ショップ巡り。弟くん(22歳♂デザイナー志望)は
普段は静岡にいて、いろいろタイミングが重なって同行。
困ったことに何を聞いてもはっきりしないのだ。
こんなものかなぁ。卒業制作のために工場にやってくる
学生のほうがまだなんというか、「取り組んでる」って感じ。
彼から、その覇気はまったく感じられなかった。
まずコトバを知らない。材料をしらない。
デザイナーってどんなことをしてるのかをしらない。
そりゃそうかもしれないけどさ。
質問してコトバが返ってこない。こういうコミュニケーションは
疲れます。本当に。
そんな状態の若い人がいわゆる「いいモノ」を見ることはどうなの?
って疑問を感じた。
作りもしないで、結果としてのモノと値札しか見ないのなら
それは「デザイン」とはちょっと遠い行為だし。
自分はと言えば、22歳で美大に入り、わけもわからず
工房でモノづくりにいそしんでいた。
都会へでれば「いいモノ」がいっぱい見れるのに
あんまり気にも留めず、作る方に時間を割いていた。
ショップよりも展覧会へいってたな。美大はタダ券けっこう手に入るし。
バイト先でもそいうのもらえたし。
ショップのブロダクトを意識したのは仕事を始めてからかも。
とはいえ、その視線はすでに
「使い手」「つくり手」「売り手」がごちゃごちゃ状態。
「作り手」「売り手」の部分がまだない、「デザイナー志望」の人に
モノを説明するのは大変だったけど
そういうコトバも自分の既知の知識を確認する上では
有意義だったのかも。
それにしても、彼以上に彼の行く末が心配です。
彼のメンターにはなれませんね。
頼まれても。
この間、ケータイは7回ほど鳴りました。
急ぎの製品の納品の不具合の対応の相談で。
その後、六本木へ。
会社のアルミとバルサを組み合わせた素材の
商品開発の打ち合わせのつもりが
特注の鏡台の製作に関する相談になってしまいました。
本日は「歩く悩み相談室」って感じでした。
行き帰りの電車の中で神田昌典さんの本を読んでいたからか
コンサルタントってこういうことなのかなーって思いました。
私は向いてないかも。
自分で、問題解決するほうが楽しい。
他の人の能力や視点、経験則というのをあんまし当てにしてない。
いいのか悪いのか。